BMキャピタルは筆者のポートフォリオの主軸をなすファンドです。BMキャピタルについては以下の記事で詳しくお伝えしています。
BMキャピタルは私募ファンドということもありベールに包まれている点が多くなっています。
そのため、今後投資を検討されている方に向けて本日は以下の2点をお伝えしていこうと思います。
- 出資をする際の面談の内容
- 投資後の体験談
Contents
BMキャピタルに出資をする為に必要な営業員との面談と最低出資額は?
BMキャピタルは私募ファンドなので通常の投資信託のようにネットで簡単に購入することはできません。
海外のヘッジファンドも投資信託のように簡単に出資することはできません。
公式ページから問い合わせを行い、営業員の方と面談をした上で出資をすることが可能となります。
理由としては以下があることが推察されます。
- 出資人数が制限されているので1人あたり顧客を厳選する必要がある
- 出資額の閾値が高いのでしっかり説明する必要がある
- 反社会的勢力などがいないかを確認する必要がある
BMキャピタルは出資スキーム上、500人しか投資することができません。
そのため、1人あたりの出資額が最低1000万円と高い水準に設定されています。
→ BMキャピタルが解散していて怪しいと噂?懸念されるポンジスキームの可能性と合同会社形態について実態をわかりやすく解説!
海外のヘッジファンドなどでは1億円以上が通常です。
そのため、BMキャピタルの1000万円は低い水準なのですが100円から投資できる投資信託と比べるとハードルは高いですよね。
ちなみに世界最大のブリッジウォーターアソシエイツでは投資可能資金を75bil USD (=約1兆円)保有していることが出資の条件となります。
つまり、大規模な年金基金や保険会社などの機関投資家からのみ資金を集めているということですね。
とはいえ今は巨大ファンドとなっているブリッジウォーターも最初は小規模な資金から預かり実績をあげていきました。
BMキャピタルは若き日のブリッジウォーターなのです。実際成績も殆ど同様の性格で、損失を出さずに一直線上のリターンをだしています。
BMキャピタルは基本は1000万円から出資金を預かっていますが1000万円未満でも受け入れていくこともあるそうです。
実際ホームページにも以下の通り記載されています。
Q:最低投資金額はいくらからですか?
A:原則として1,000万円から受け付けております。1,000万円以下での投資希望の場合は弊社役職員とご相談ください。
そもそも何故、ヘッジファンドが出資金が高いのか疑問に思った方も多いかと思います。
これにはスキーム上の理由があります。BMキャピタルはスキーム上499名からしか出資を募ることができません。
→ BMキャピタルは解散していて怪しい?解約は可能?懸念されるポンジスキームの可能性と合同会社形態について実態をわかりやすく解説!
そのため1人あたりの出資金を大きく設定する必要があるのです。
特にBMキャピタルが実施しているアクティビスト戦略は大きな資金が必要ですからね。
問い合わせの記入例
実際の問い合わせ方法についてみていきたいと思います。まずは以下の公式ページにアクセスします。
公式ページの中にある以下の欄を埋めて送信ボタンを押すだけです。
記入例は以下となります。
氏名又は法人名(必須) | 山田太郎 |
メールアドレス | ○○○○○@○○○○ |
電話番号 | 090-○○○○-○○○○ (勿論、固定電話でも可能) |
都道府県 | プルダウンで選択 |
住所 | ○○○○○ |
生年月日 | 1972年1月3日 |
希望出資金額 | 1000万円 |
その他備考 | ウェブ面談でも可能です。近くですと大阪が都合がよいです。 |
面談は筆者が投資した時は対面のみでしたが現在はコロナということもありオンライン希望の方にはオンラインでも対応しているそうです。
地方にも頻繁に出張しているらしく、東京の方だけが面談できるというわけではなさそうです。
面談の内容とは?営業員の森山さんとは?
では肝心の面談内容についてみていきましょう。
筆者は東京在住ということもあり、面談は東京駅のホテルのカフェで面談が実施されました。
筆者の面談に現れたのは代表の森山武利さんでした。後で調査した結果、森山さんはBMキャピタルの代表の方でした。
ファンドマネージャーの方ではなく営業員の方が代表を務めているということですね。
怖い方が来たらどうしようかと身構えていたのですが、誠実そうな方がいらっしゃって安心したのを覚えています。
→ 森山武利氏が代表のBMキャピタル(=BM CAPITAL)とは?会社概要を六本木のオフィス、年平均利回り、運用資産高、設立年度、投資形態を含めて紹介!
面談は営業員の方が持ってきてくだささる資料を見ながら以下の順番で進んでいきました。
BMキャピタルのリターンは手数料後で10%という数値はでていますが、公募投信ではないのでチャートはネットにはでてきません。
月毎のリターンが明示されていて、右肩あがりの綺麗なチャートに見惚れました。
イメージとしては先ほど紹介したブリッジウォーターと同様のチャートとなっています。
株式市場のインデックスは上下に大きく変動しながら上昇していきますが、正直心臓によくありません。
できる限り一時直線上に上昇している方が長期投資先としては安心感がありますよね。
また、面談を申し込むかまよっている人が一番懸念していることは出資を強制されないかということです。
結論から申し上げると、出資を強制されることは全くありませんでした。理解して頂き、よろしければ出資してくださいというスタンスでした。
当日出資を決める必要もないので、持ち帰って検討することも可能なので安心できる内容でした。
出資後の流れ
出資を行なった後は3ヶ月に1度送付されてくるレポートでリターンを確認します。
投資信託ではないので日々リターンを確認することはできません。
BMキャピタルのレポートでは3ヶ月でどれだけ資金が増えたのかという点に加えて直近どのようなDealで利益を得たのかという点を記したレポートが送付されます。
そのレポートでは以下の通り投資事例について詳しく解説がなされています。
有名アクティビストファンド「BMキャピタル」の過去組み入れ銘柄「上原成商事」を紹介!理論に基づくネットネット株投資と物言う株主戦略の組み合わせ事例を解説。
非常に勉強になる内容で、自分の投資家としての実力を引き上げるのに資する内容が記されています。
プロがどのような視点でマーケットを見ているのかを知ることができる教材となっています。
単純の成績ですが、まさに以下のように下落を回避しながらしっかりと上昇するというヘッジファドの要件を満たした動きとなっています。
解約の時の対応について
筆者は途中でマンションを買う際に頭金を支払うために一部資金を引き出した経験があります。
その際は3ヶ月に1度の解約タイミングで遅滞なく資金を引き出すことができました。
ポンジスキームが疑われうようなファンドの場合、解約に制限が設けられていたりで解約できない可能性もあります。
BMキャピタルはしっかりと解約することが出来るという点も安心材料であると思いました。
まとめ
今回のポイントをまとめると以下となります。
ポイント
- 出資をする際には面談が必要
- 面談は対面又はオンラインで地方の方も受けることが可能
- 面談は資料を元にファンドマネージャーやリターンや出資方法について説明がある
- 出資後は3ヶ月に1度届くレポートでリターンを確認
- 解約は自由にできる