AI関連のサービスや開発を手掛けている企業を紹介!

経済・金融の知識

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2024/6/26

ChatGPTが登場してから本格的にAIブームが到来しているのを実感している方もいらっしゃるのではないでしょうか? 実際、AI関連企業としてCUDAやTensorRTなどのソフトウェアツールを提供し、開発者が効率的にAIモデルを構築し、最適化するプラットフォームを提供しているNvidiaの株価は急騰し、時価総額でAppleやMicrosoftを抜き世界第一位に躍り出ています。   NVDAの株価推移   当記事では以下の点についてお伝えしていきます。 なぜ生成AIの登場によってAIが盛 ...

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メタバースの研究事例

経済・金融の知識

メタバースの最新の研究事例を紹介!

2024/6/22

メタバースはインターネット上の仮想空間です。 ユーザーは3次元の仮想空間の中でアバターを介して他者と交流して商品やサービスの売買などの様々な体験を行うことができます。   2021年にFacebookがMeta Platformsに社名変更したことで一気に注目があつまりました。 まだ、本格的に盛り上がるという前段階ではありますが、メタバース市場は2028年には100兆円市場になると期待されています。 ARやVR技術の飛躍的な発展を見せていることもあり、今後非常に期待される分野となっています。投資 ...

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資産5000万円あったら投資はいらないって本当?配当金生活は可能?

まとまった資金の運用

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2024/6/26

準富裕層の基準となっている資産5000万円。 サラリーマンとして到達するには高い給与の企業で共働きで働き40代でようやく達成する水準かと思います。 精神的にも余裕が出てきた頃ではないでしょうか?   老後の豊かな生活を思い描き始めている方も多いかと思います。そして、5000万円あれば豊かな老後生活という夢もかなり現実的なものとなります。 5000万円あれば老後2000万円問題も余裕でクリアしているし投資して増やす必要はないと考えている方もいらっしゃることと思います。 しかし、折角5000万円とい ...

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独身の40歳〜50歳でセミリタイアするのに貯金3000万円では少ない?55歳でアーリーリタイアするにも5000万円必要?男性と女性の場合で検証!

まとまった資金の運用

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2024/6/26

先日帰省した際、筆者の中学校時代の先輩から以下の話をされました。   質問内容 「もうすぐ40歳になるが独身を貫いたこともあり3000万円近い資産を形成することができた。この資産があれば仕事を辞めてリタイアしても大丈夫だろうか?」   筆者は関西地方の田舎出身です。先輩は田舎の実家に住んでおり、将来住居を譲り受けることが確定していることもあり可能である旨を伝えました。   また、仮に東京に住んでいる場合は独身であっても貯金3000万円ではリタイアするのが難しいかもしれません。 ...

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【年利3パーセント】個人投資家の利回りの平均と比べて難易度は低い?低リスクで安定した利回りが狙える金融商品4選を紹介!

経済・金融の知識

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2024/6/17

労働だけだと資産形成に限界を感じて投資を始めた方も近年増えてきたかと思います。 とはいえ安全性を重視したから年率3%程度のリターンを狙いたいという方が多いかと思います。 安全性に重点をおいた定期預金では全く増えませんし、株式投資などで半分になるのが怖いという心理が働きますからね。   本日は、そもそも年率3%のリターンというのが個人投資家の平均利回りから考えて難しいのか考察した上で、 年利3%が狙える金融商品をいくつかお伝えしていきたいと思います。   関連 年利10パーセントを目指す ...

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資産運用で年利5%の難易度は高い?年利計算シミュレーションでその複利インパクトを可視化!

まとまった資金の運用

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2024/6/17

資産形成していく上で、「運用利回り」は非常に重要になってきますよね。 3%、5%などの運用でも、複利効果で資産は加速度的に伸びていきます。 10%利回りの難易度については以下の記事でも述べましたが、今回は5%の利回りについて難易度を見ていきたいと思います。 → 年利10パーセントを目指すのは難易度が高い!?投資商品として株や投資信託等の選択肢を検証!   「利回り5%」と聞くと地味な印象を持ってしまいますが、そんなことはなく、コンスタントに達成できれば凄まじいリターンへと昇華します。 5%利回り ...

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大損する?おすすめしない?話題のソーシャルレンディングとは何かをブログで解説!

経済・金融の知識

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2024/6/25

話題のソーシャルレンディングですが、若者を中心に流行しているとのことで、今回はどのような種の資産運用になるのかを調べてみました。 特徴としてはその名の通りレンディングですので「貸付」になり、リターンは運用益ではなく利息です。   「貸し付けた相手が信頼できるなら利息は入るだろう」 「そしてそれが安定収入になるだろう」 といった考えから、多くの投資家が興味を持っているように感じます。   何かに似ているなと思ったのですが、楽天やソフトバンクグループの社債でした。 例えば米国債や日本債など ...

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老後資金1億円の生活レベルとは?金融資産1億5000万円あれば豊かなリタイア生活も可能?

まとまった資金の運用

老後資金1億円の生活レベルとは?金融資産1億5000万円あれば豊かなリタイア生活も可能?

2024/6/17

近年の株高や不動産価格の上昇などを経て、資産が1億円を超えた人も少なくないでしょう。 筆者自身も30代中盤で2億円に到達し、少しは安心感ある水準に到達したのかななどと考えてしまいます。   しかし、まだまだ東京都心で暮らしつつ、子供二人の学費などを考えると、余裕はありません。 ただ、筆者の価値観でまだまだ足りないという状況ですので、ライフスタイルによっては1〜1.5億円程度でも問題ないのかもしれません。   今回は老後資金について、1〜1.5億円程度あればどのような生活レベルになるのか ...

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【2024年】貯金3000万超えたら選択したいおすすめ資産運用法!精神的余裕を持ってセミリタイアするための投資先とは?

まとまった資金の運用

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2024/6/26

アッパーマス層といわれる金融資産3000万円という水準。 近年流行しているFIREブームもあり早期リタイアを考え始めてい人も多い水準かと思います。 実際、驚愕しましたが2000万円未満であってもリタイアするという方が全体の42%を占めています。 リタイア時の資産   ただ、当サイトで何度もお伝えしている通り3000万円でのリタイアは無謀すぎます。現在の金融環境でも無謀であり、今後進行していくインフレを考えるとリタイアをするにはあまりにも少なすぎます。 精神的余裕をもってセミリタイアするためには最 ...

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貯金7000万円〜8000万円あるけどセミリタイアは可能?独身ならFIREできる?

まとまった資金の運用

貯金7000万円〜8000万円あるけどセミリタイアは可能?独身ならFIREできる?

2024/6/11

「7000万円...8000万円の貯金」 聞いただけでドキッとしますよね。この金額、一部の人にとっては懸命な労働の成果、または意外な遺産の結果かもしれません。 でも、どんなに到達した経緯があれ、これはただの通過点に過ぎません。   この額を手にしてると、多くの人は「もう老後の心配はないかな」と思ってしまうものです。 しかし、投資に詳しい人なら、ここで満足しないでしょう。特に若い世代には、これがセミリタイアやリタイアに向けたスタートラインになるのです。   筆者自身も、7000万円超えた ...

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ヘッジファンド

ヘッジファンドの利回りの平均とは?戦略毎の特徴を比較しながら徹底解説!

ヘッジファンドは市場環境にかかわらず安定したリターンを出す絶対収益型のファンドです。

ヘッジファンドと聞けばハイリスクハイリターンのイメージがあるかもしれませんが、その認識は誤解です。

一言にヘッジファンドといってもハイリスクハイリターン型のものもあれば、リスクを抑えて安定したリターンを狙うファンドもあるからです。

 

ヘッジファンドの運用戦略も多岐にわたるので、なかなか一概に利回りをお伝えするのは難しいという側面があります。

本日はヘッジファンドの平均利回りについてお伝えした上で、ファンドの種類毎に応じてお伝えしていきたいと思います。

 

【最新版】日本のおすすめヘッジファンドランキング!選び方や個人におすすめしない運用先の特徴も解説!

 

 

ヘッジファンドの平均利回りとリスクとは?

まずはヘッジファンドの平均利回りについて見ていきたいと思います。

以下はヘッジファンド全体の動きを表すヘッジファンドインデックスとS&P500指数と日経平均の推移の比較です。

運用リターンは年率8.3%と指数より高く、リスクが著しく低く抑えられているのが特徴ですね。

ヘッジファンドは暴落局面を回避しながら安定して高いリターンを叩き出している

ヘッジファンドは暴落局面を回避しながら安定して高いリターンを叩き出している

 

リターンに関してはわかりやすいかと思いますが、リスクについてもわかりやすくお伝えしていきたいと思います。

リスクというのはリターンのブレ幅のことです。リスクが大きいと毎年のリターンの振れ幅が大きくなります。

以下はリスクを図解したものです。

 

標準偏差を図解

標準偏差を図解

 

例えばリターンが5%で標準偏差が10%のファンドの来年のリターンは以下の範囲に収まります。

68.27%の確率で収まる幅 ▲5%(=5%-10%)〜15%(=5%+10%)
95.45%の確率で収まる幅 ▲15%(=5%-10%×2)〜25%(=5%+10%×2)
99.73%の確率で収まる幅 ▲25%(=5%-10%×3)〜35%(=5%+10%×3)

 

これをさきほどのヘッジファンド、S&P500指数、日経平均に落とし込むと以下となります。

 

ヘッジファンド S&P500指数 日経平均
68.27%の確率で収まる幅 2.04%〜14.58% ▲10.28%〜20.76% ▲15.68%〜18.88%
95.45%の確率で収まる幅 ▲4.23%〜20.85% ▲25.80%〜36.28% ▲32.96%〜38.16%
99.73%の確率で収まる幅 ▲10.50%〜27.12% ▲41.32%〜51.80% ▲50.24%〜50.44%

 

S&P500指数や日経平均などの株価指数は最大で50%近い下落が起こり得ます。これはリーマンショックのようなケースですね。

しかし、ヘッジファンドの場合は最大で10%程度の損失を覚悟すればいいということになります。

安全性に特化しているのがヘッジファンドの特徴ということができるでしょう。

そのため、資産を大きく減らすわけにはいかない年金基金や保険会社などの機関投資家に重用されているのです。

 

2020年〜2022年の海外ヘッジファンドの利回りBest10

2020年から2022年の3年間の平均リターンが高いヘッジファンドをランキング形式で列挙したものが以下となります。

 

ヘッジファンド 3年間の年率平均リターン ファンド規模 (USD)
Peconic Partners 42.85% $1.76B
Scion Asset Management 37.47% $106.9M
Elliot Investment 32.34% $8.2B
Worm Capital 27.45% $107.1M
SRS Investment 27.32% $6.97B
Arosa Capital 27.18% $327.3M
Fairholme Capital 25.2% $1.21B
SIR Capital 24.94% $938.9M
Electron Capital 23.5% $1.66B
Robotti Robert 23.26% $567.83M

参照:Hedge Follow

 

年率リターンが42.85%だと3年で約3倍になります。

ただ、気をつけないといけないのは上記の数値は2020年と2021年のパンデミック後のバブルを含んだ数値ということです。

短期的にとっている戦略と相場環境が合致すると高いリターンを出すファンドはでてきます。投資信託でも同じことです。

 

しかし、現在世界最大のヘッジファンドとなっているブリッジウォーターなどは年率10%程度のリターンを暴落を回避しながら長期間達成したことで現在の地位を築いています。短期間に派手なリターンを出すということは読み違えたら大きな暴落を被るということを意味します。

短期間の派手なリターンに惑わされることなく、リスクを回避しながら安定したリターンを積み上げていっているファンドを選択する必要があります。

 

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ヘッジファンドが採用する戦略とは?海外と日本の代表的なファンドと共に特徴を紹介!

一言にヘッジファンドといっても様々なファンドが存在しています。

以下では代表的な戦略についてお伝えしていきたいと思います。

グローバルマクロ戦略:ブリッジウォーターアソシエイツ等

グローバルマクロ戦略はマクロ経済分析から、今後の世界の動向を予想してポジションをとる戦略です。

株式だけでなく、債券、金、商品、不動産など幅広い資産を売買対象にします。

購入するだけでなく時には割高と思われる資産を空売りすることもあります。

 

グローバルマクロ戦略で最も有名なのが世界最大のヘッジファンドの帝王として名を馳せているレイダリオが運営するブリッジウォーターアソシエイツです。

レイダリオ

 

ブリッジウォーターの運用資産額は1230億円(約17兆円)で世界最大規模となっています。

なぜ、彼のファンドが世界最大かといわれるかというと以下の通りリスクの低い運用を実現できているからです。

リターンは派手ではないですがリーマンショックすらプラスのリターンで乗り切り、安定して増やしているところが機関投資家から評価されています。

 

ブリッジウォーターアソシエイツの長期リターン

ブリッジウォーターアソシエイツの長期リターン

 

ただ、相場の見通しを誤ると大きく損失を被ることになるので選ぶファンドを間違えると資産を大きく失うことになります。

ブリッジウォーターなどの海外ヘッジファンドは機関投資家からの出資金しか受け付けていないので基本的に投資することは不可能です。

なぜなら以下の通りブリッジウォーターは75億ドル(約1兆円)の投資可能な資産を保有している投資家のみを顧客として受け入れているからです。

 

Bridgewater, founded in 1975 by Ray Dalio, the billionaire investor, generally requires that clients have at least $7.5 billion of investable assets in order to put money into the hedge fund.

New York Time

 

個人投資家がブリッジウォーターなどの著名な海外のヘッジファンドに投資するのはあきらめましょう。

 

マネージドフューチャーズ戦略:シタデル

マネージドフューチャーズ戦略では複数の市場や資産クラスの先物を積極的にトレードします。

フューチャーズ(=Future)とは先物のことをいみしますからね。

 

複数の先物取引を組み合わせて投資ポートフォリオのリスクを分散し、市場の動向に応じて戦略を調整することが可能です。

コンピューターを活用した合理的で高速な売買が行われ、なおかつレバレッジを活用するという特徴があります。

 

マネージドフューチャーズ戦略の中でも、最も一般的な手法は「トレンドフォロー戦略」です。

トレンドフォロー戦略では市場の価格トレンドに追随したトレードを行います。

トレンドが上昇している場合には買いポジションを取りトレンドが下降している場合には売りポジションを取ります。

 

マネージドフューチャー戦略で最も有名なファンドが英国のシタデルです。

シタデルは1990年に創業されており創業来の利益は659億ドルとなり規模で最大のブリッジウォーターを抑えて世界第一位となっています。

 

ヘッジファンドの創業来利益のランキング

ヘッジファンドの創業来利益のランキング

 

シタデルは高度な数学的手法で分析するクオンツを用いて様々な資産の先物を超高速、高頻度で取引を行い利益を積み上げています。

ただ、やはりレバレッジを組み合わせているので派手なリターンを出す時もありますがリーマンショックなどで大きくコケる可能性もあります。

以下はシタデルS&P500指数のリターンの比較です。

 

シタデルのリターンはボラティリティが激しい

シタデルのリターンはボラティリティが激しい

 

ブリッジウォーターの方がリターンは低いですが、リスクが圧倒的に低くヘッジファンド本来のリターンを出しているといえるでしょう。

 

株式ロングショート戦略:マングループ

株式の買いから入る取引と、売りから入る空売りを同時に行うヘッジファンドの代表的な手法です。

魅力的な優良株の買いを入れて、同じリスク量の株価指数の空売りを行うことでベータを消してアルファを狙うことができます。

 

また単純に割安な銘柄を買って、割高な銘柄を売ってリターン獲得を狙うという戦略もあります。

相場環境に依拠せず下落局面でも利益を狙うことが可能となります。

一番、有名でヘッジファンドの原型ともいえる戦略となっています。

 

多くのファンドは対象を株式だけでなく債券や商品などをお取り扱っているのでマネージドフューチャーに包含される形となっています。

一番有名なロングショート戦略のファンドを運営しているのは230年の歴史を誇る英国のマングループですね。

マングループは日本の投資信託としてダブルブレインを卸していますが、成績は以下の通り散々なものとなっています。

 

ダブルブレイン
日経平均
S&P500

ダブルブレインと日経平均とS&P500指数の推移

ダブルブレインと日経平均とS&P500指数の推移

 

リスクは抑えていますが、リターンが殆どありませんね。あまり、運用がうまいという印象はありません。

→ 選んで失敗?安全性が高いとの評判だったが下落?投資信託「ダブルブレイン」を徹底評価!ブル型(=ダブルブル)やマイルド型との違いや今後の見通しを含めて紐解く。販売停止の理由とは?

 

アクティビスト戦略:BMキャピタル

アクティビスト戦略は日本語では「物言う株主」戦略です。「物言う株主」というと村上ファンドが日本ではあまりにも有名ですね。

いまだに日本の経営者の中には、株式会社が株主のものであるという大原則を理解していない経営者が多くいます。

特に中小企業に顕著な傾向ですね。

 

そのため、経営者が会社を私物化して過度な役員報酬をだしたり、無駄に内部留保を溜め込んだりしています。

結果的に企業価値が上昇せず株価が割安に放置されている銘柄が数多く存在しているのです。

アクティビスト戦略は、そのような銘柄の大株主となり経営に対して以下を提言して企業価値を引き上げていく活動を行う戦略です。

 

アクティビストが行う提言

  • 売上を増加させる方法
  • 経費を削減する方法
  • 資本政策(増配、自社株買い)
  • 役員の送り込み

 

能動的にリターンを作っていく戦略ということですね。

そもそも割安に放置されている銘柄にメスを入れるので下落耐性が高く安全性が高いという特徴があります。

日本最大のヘッジファンドであるBMキャピタルはバリュー株投資にアクティビスト投資を組み合わせて安定したリターンを叩き出しています。

BMキャピタルの特徴は以下です。

 

BMキャピタルの特徴

BMキャピタルの特徴

 

海外のヘッジファンドは基本的にはアクセスができないのですが、BMキャピタルは個人投資家であっても1000万円から投資が可能です。

以下でBMキャピタルについて詳しくお伝えしていますので参考にしていただければと思います。

 

 

BMキャピタルのアクティビスト事例は以下にまとめています。

→ 有名アクティビストファンド「BMキャピタル」の過去組み入れ銘柄「上原成商事」を紹介!理論に基づくネットネット株投資と物言う株主戦略の組み合わせ事例を解説。

 

イベントドリブン戦略:エリオット

イベントドリブン戦略は株式公開(=IPO)やTOB(敵対的買収)やMBOなどの企業が発表するイベントに注目して投資を行う手法です。

 

TOBは買収者が対象会社の株主に対して、一定の価格で株式の買い付けを勧誘する手法です。

買収者は対象会社の株主に自らの株式を売却するように求め、買収の成功を目指します。

 

Management Buyout(MBO)は、企業の経営陣が自身の会社を買収する手法です。

MBOは、経営陣が企業を所有し、経営に対する責任と報酬を得るための手法として一般的な手法です。

 

これらのイベントは株価が大きく動きます。

株主や買収企業などの動向を見ながら株式を大量に購入して関係者に高値で売却することで大きな利益を狙います。

 

また、他にも企業の業績が悪化して経営不振に陥った企業の株を安値で拾って、経営改革を断行して株価が上がった時に売却するディストレス戦略も広義の意味ではイベントドリブン戦略とされています。

東芝が経営危機に陥った時に出資したエリオットなどが良き例ですね。

先ほど紹介したBMキャピタルもMBOをめぐる攻防に参加してリターンを得ているのでイベントドリブン戦略も採用していると見ることができます。

 

マルチ・ストラテジー戦略

マルチストラテジー戦略は名前の通り複数の戦略を組み合わせて1つにしたヘッジファンドです。

「ロングショート」に「イベントドリブン」を組み合わせたり、バリュー株投資に「イベントドリブン」を組み合わせたと組み合わせは様々です。

 

様々な戦略を組み合わせることでリスクを分散させます。今までお伝えしてきたヘッジファンドも一つの戦略だけで運用しているファンドは殆どありません。

複数の戦略を組み合わせていたり、戦略毎にファンドを立ち上げて運用していたりします。

つまり多くのヘッジファンドがマルチストラテジー戦略を取っているとも言えます。

 

まとめ

ヘッジファンドはリスクが高いというイメージがありますが、全体としては指数を上回るリターンを低いリスクで叩き出しています。

とはいえ、運用戦略によってはマネージドフューチャー戦略やロングショート戦略など、ハイリスクハイリターンのファンドも存在しています。

 

資産運用を行う上で重要なのは派手なパフォーマンスではなく下落を開始しながら安定したリターンの積み上げです。

派手なリターンはなくとも結果的に上記のようなパフォーマンスを長期間実現しているブリッジウォーターが投資家からの信頼を得て世界最大のヘッジファンドの地位を築いています。

ブリッジウォーたなどの海外の著名ヘッジファンドは機関投資家しか殆どアクセスできません。

→ 【ヘッジファンド投資の始め方】おすすめしない?実際にやってみた筆者が失敗して大損しないために知っておきたいリスクを徹底解説!

 

そのため、筆者はブリッジウォーターと同様のリターンをリスクを回避しながら安定して積み上げている日本のヘッジファンドに投資をしています。

以下で詳しく纏めていますので、ご覧いただければと思います。

 

【最新版】日本のおすすめヘッジファンドランキング!選び方や個人におすすめしない運用先の特徴も解説!

 

結び

堅実な資産運用

 

 

長期的に資産を形成し老後の安定資産を築くために必要なことは、ただ一つです。

それは、どのような市場環境であっても資産を守り「堅実なリターンを複利で積み上げる」ことです。しかし、多くの人は派手なリターンを謳う運用先に虜になり、資産を増やすどころか失ってしまうのです。

残念ながら、この状況は変わりません。歴史は繰り返すのです。いつの時代も「無知はコスト」です。

 

憂鬱

 

資産運用の極意は「プラスのリターンを複利で積み重ねること」であり富裕層に到達するにはこの方法しかありません。

上記を実現するための投資先(ファンド)を選ぶポイントは、非常にシンプルです。以下は大枠ですが、これを外さなければ大きく失敗することもありません。

  1. 相場環境に左右されない明確で確固たる投資理論・哲学を有する
  2. 過去に成果を出し続けているファンドマネージャーによる運用

 

世の中にはあまりにも間違った情報が溢れていると日々感じていました。
そして今回、筆者の証券アナリストとしての知見や、マーケットに関する仕事に従事した経験を基に様々なファンドを分析してきました。

その結果(堅実運用の思考とおすすめと言える投資先)をまとめました。ぜひ参考にしてくださいませ。

 

 

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